5月23~26日、東京・東京体育館で明治杯全日本選抜選手権が行われ、6名出場し石原三四郎が2位、濱田豊喜と山口叶太が3位に入賞した。
今大会は2028年ロサンゼルスオリンピックに向けてスタートとなる大会で、3名が入賞し、オリンピックに向けて良いスタートが切れた大会となった。
石原は「激戦区のブロックに入って、今まで負けていた相手に勝てたのが嬉しい。勝ち方も最後20秒まで負けており、逆転勝ちで今までに無い勝ち方だったので尚更嬉しい。」と2位入賞出来たことを心から喜んだ。更に「今大会は調子が良かった。色々な方が応援してくださって、その応援を力に変えられた。チームの士気も上がっておりリーグ戦に向かっている。」と主将として今大会がチームへの刺激にもつながると話した。
今後の目標としては「個人戦ではインカレで優勝、団体戦ではリーグ戦で優勝」ときっぱり。「リーグ戦では同じグループの早稲田の牙城をどう崩すかがポイント。インカレでは、各大学に同級生の猛者がいるので今回見えた課題をクリアして優勝する」と今後のビジョンが明確になっていた。
濱田は「組み合わせ的に最低限の結果は残せた。課題が見えた大会となった。」と冷静に振り返った。「負けた園田選手には、97kgの時にも対戦しており、その時よりは戦えた。相手の得意技であるタックル返しにかかってしまったので、タックルに入った後処理を工夫したい。」と次戦に備えて対策を語った。
今後の目標は「まず体重を増やして、インカレは優勝し、リーグ戦では無敗」と近年活躍している”中大重量級”の看板となるか。
山口は「率直な感想としては、悔しい。3位には満足していない。1、2回戦は様子を見て試合を作っていき、体が動くので先取点を取りに行くことを意識した。想定通りの試合展開となった。」と納得のいく様子だったが、負けた青柳戦を聞くと「青柳選手と戦うのは3回目で前回戦った時は点数も取れていたので悔しい、普段は自分のベストを尽くすことを意識しているが、青柳戦では相手を意識してしまった。」と反省点を振り返った。今後の目標を聞くと、「インカレでは自分の実力を試していきたい。天皇杯は青柳選手に勝ちにいき、優勝することを目標にしている。」と力強く答えた。
2位
・72kg級 石原 三四郎 グレコローマンスタイル
3位
・70kg級 山口 叶太
・125kg級 濱田 豊喜
撮影=中大スポーツ